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意外と知らない免許証の自主返納について知っておこう

高齢ドライバーの現状

自動車事故のニュースというのは毎日のように報道されていますが、その中でも「高齢ドライバーによる事故」のニュースを目にする機会が多いように思います。

 

日本では急速に高齢化(=65歳以上)が進み、平成29年には総人口のうちおよそ27.7%を超える、超高齢社会となりました。

そのうち、75歳以上の免許保有者数は約539万人と警察庁は発表しており、今後もこの人数は拡大していくだろうと予測されています。

また、高齢運転者(原付以上を運転している65歳以上の方)が第1当事者となる交通事故発生件数は、平成27年以降6000件弱となっており、件数そのものは減少傾向にありますが、交通事故件数全体から見ると高齢運転者による事故の割合は増加傾向にあるそうです。

事故の原因と対策

警察庁が公開する資料によると、高齢運転者の事故の傾向において単独事故が40%を占めており、その多くが電信柱のような工作物への衝突や脱輪などです。

ハンドル操作の誤りや、ブレーキとアクセルの踏み間違いが原因となっていることが多く、これはニュースでもよく聞かれるところだと思います。

今では自動運転システムなど、運転者の操作ミスによる事故を防ぐ機能を搭載した自動車が多く登場していますが、全国へ普及するにはもう少し時間がかかるでしょう。

 

そうした事故を少しでも減らすため、1998年4月から運転に不安を覚える高齢者の方々へ向けた「運転免許証自主返納制度」が始まりました。

最近よく耳にするようになったこの制度ですが、実はもう20年以上前から取り組まれている制度なのですね。

 

運転免許証の自主返納はどのようにして行うのか

 

運転免許証の返納は、管轄地域の警察署、または運転免許センターにて受け付けています。

持参品は運転免許証が必須です。

また地域によっては免許証のほかに印鑑などが必要だったり、交番で受け付けてくれたりする場合もあるようなので、返納を考えるなら各警察署のホームページ等を確認してみてください。

 

 

しかし免許証は、運転だけでなく身分証明書としてもよく活用されています。

返納すると身分証明書がなくなってしまって不便…という方は、「運転経歴証明書」を申請することをお勧めします。

同証明書は身分証明書としても利用できますので、身分証として免許証を出していた方にとっては便利かと思います。

ただし、自主返納後5年以上が経過している方や、交通違反等により免許取消しとなった方、免許を失効させた方は運転経歴証明書の交付を受けることができませんのでご注意ください。

 

返納後の特典

 

この運転経歴証明書では様々な特典を受ける事ができ、市や県営の電車やバスの運賃や店舗などで料金の割引を受ける事が可能となっています。

運転経歴証明書の提示によって受けられる特典の種類や内容は、地域によってさまざまです。

東京都を例に挙げてみると、以下のような特典が用意されています。

 

・帝国ホテル直営レストラン・バー ラウンジにて10パーセント割引

・はとバス 定期観光のコース料金5パーセント割引(一部除外あり)

・明治座 ご入場券代10パーセント割引(一部対象外公演あり、他の割引との併用不可

などなど。。。

 

参考:警察庁HP

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/koreisha/shomeisho/support.html

 

上記に挙げたのは2018年8月1日時点で公表されている特典のほんの一部です。

現在の特典やそれぞれの特典の詳細などについては、それぞれの施設・企業へ問い合わせする必要がありますのでご注意を。

 

せっかくの免許を手放すのは心苦しいですが、その後の生活をサポートする制度も少しずつ整ってきていますので、そういった制度の利用も検討してみてはいかがでしょうか。

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